わたしはミノキシジルを塗る時、「毛穴に浸透させたい」という気持ちがあります。
説明書などに毛穴の断面図があり、毛根にミノキシジルが効くとあるからです。

※リアップの説明書より
基本的な塗り方
「どう塗ればよく効くのか?」と、ずっと疑問でしたが、育毛開始から1年ほどしてやっと、納得できる塗り方を知りました。
●リアップは指で塗り広げない
●海外製のものは指で塗り広げる
リアップの塗り方は、薬剤師さんのブログに教えていただきました。
リアップの効果が出ない方は、塗ってから頭皮をマッサージをされていたそうです。
薬剤師さんが調べてみたところ、製薬会社さんが販売店向けに開いた講習会の資料に、塗ってから指でマッサージをするのは誤った使い方だとあるそうです。
おそらく、指に多く付いたり、早く乾き過ぎることが原因でしょう。
塗る前にマッサージをして、できるだけトントンと細かくノズルを使って塗る方法が良いそうです。
一方、
海外製のミノキシジルは性質が異なり、リアップよりも粘度が高く、スポイドで塗っただけではなかなか乾きません。
わたしは経験があるのですが、半日ほど経っても乾いていない時がありました。
英語の説明書には、「手で伸ばしながら患部全体に擦りこむようにマッサージしてください」とありす。

日本製と海外製の粘度の差は、気候の違いがあるのかな?と思っています。
日本はわりと高温多湿で、海外は乾燥したところが多いようです。
ロサンゼルスの晴天で、体が乾燥してカサカサになったことを覚えています。
わたしの都合
治療薬は説明書通りに使うのが一番良いのです、が。
リアップはサッパリすぐに乾いて、ヘアスタイルに影響はほとんどありませんでした。
しかしカークランドやロゲインやフォリックスはベタベタで、指で塗り広げると髪がペタンコになりました。
ふんわり感をだすためには、出来るだけ髪の根元を濡らさないことがポイントです。
少ない髪を立たせ、ボリューム感を出して薄毛をごまかし、いかに自分をあざむくかが、わたしには重要なのです。
かといって、指で塗り広げないといつまでも乾きませんし、痒みの原因にもなります。
う~ん、困った。
工夫・失敗・改善
そこで思いついたのが、マドラーを使って塗り広げる方法です。
試してみると、思った以上に、指で塗り広げるよりも上手く塗り広げられました。

※ハートはわたしの趣味ではありません。
しかし、しばらくして問題が起こりました。
プラスチック製だったので、溶けて劣化したのです。
※薬でプラスチックが溶けることはあります。


そこで、ステンレス製のマドラーに変えました。
これなら大丈夫、完璧だと思いましたが、球の部分と棒の部分の間に溝があり、髪がからんで抜けるという大惨事が繰り返されました。
うわ~ん、1本でも貴重なのに。

溝のないマドラーを血眼で探しましたが、結局見つかりませんでした。
そこで、溝を埋める工夫をあれこれして、一番良かったのがFRP補修用パテを使うことでした。

プラスチックのように溶けることはありませんし、髪がひっかかることも無くなりました。

マドラーは、わたしとミノキシジルの仲をとり持つ、魔法中年のスティックとなりました。

パテはつまようじの先を使って塗ると上手く塗れます。
効果の違いは?
スポイドで細かく塗る方法と、マドラーで塗り広げる方法では、肝心の発毛の効果に違いはあるのでしょうか。
1年間、スポイドで細かく塗ってみました。

左側が薄かったので右から分けていたのですが、髪が増えて分け目を左に変えていますので、効果は十分ありました。
分け目を変えられるようになって、嬉しかったぁ
この結果から、毛穴にこだわらなくてもミノキシジルが効いていることを知りました。
ミノキシジルを塗ると、目尻の毛が伸びたりしますしね。
次の1年間は、マドラーを使って塗り広げてみました。

前髪が増えています。
ずっと前髪は絶望的だったので、嬉しかったぁ
マドラーを使って塗り広げる方法も効果があり、
生え際も薬が流れず、髪型もペタンコにはなりませんでした。
わたし個人の結論は、マドラーで塗り広げる方法を続けたいと思います。

今時のマドラーはオシャレな形になっていて、先端が球状のものは少ないようです。
若い女性が好きそうな、可愛い小物を売っているお店に、先端が球状のマドラーが置いてあることが多いです。
小娘のお店に、薄毛の中年が入るのは抵抗がありましたが、これもハゲ克服の試練ですね。
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